母や友人からプレゼントも!?リングピローとは?
結婚式で指輪を交換するときまでに2人の指輪をのせておくリングピロー。どんなものがいいのか?どうやって手に入れるのか?など、気になるコトをご紹介します。
リングピロー(ring pillow)とは、結婚式で指輪を交換する時まで2人の指輪を乗せておくもので、10〜20cm四方のクッションにピンやリボンで指輪を引っ掛けられるようにデザインされているものです。
最近はとてもデコラティブでピロー(枕)のかたちから大きく発展したものが主流ですよね。また、ウエディングアイテムのうち、もっとも手作り率が高いという印象があり、花嫁本人に限らず、お母さんやお友達からプレゼントされることも多いようです。
諸説ありますが、よく知られているものとしてリングピローは「生まれてきた赤ちゃんのファーストピローにすると健康で幸福な子に育つ」という言い伝えがあります。
「枕」というものの概念の違いなのかもしれませんが、私が知る限りでは、北米で主流のリングピローは綿が詰まっているクッションのようで、日本のほうが少し小さめで座布団のようなやや平たいかたちをしています。
生まれてくる赤ちゃんの幸せを願うのは当然のことですが、リングピローが結婚式のためだけの備品ということでなく、そののちにも大切にされているというのは素敵な文化ですよね。
リングピローに使うのは一般的に、レースや白くて光沢感のあるウエディングドレスのような生地と中に詰める綿、指輪を引っ掛けるリボンやピンですから、手に入れるのが難しいようなものはありませんが、手作りされるお客様のほとんどが「キット」として販売されているものを利用している印象があります。
手芸店や大型文房具店などのウエディングコーナーで全国的に販売されていて、インターネットなどでも簡単に購入することができます。そこにビーズや造花、お人形などのアイテムを足して二人のウエディングのテーマに合うものをカスタマイズするのがイマドキと言えるかもしれません。
お裁縫が苦手だったり、忙しくてそこまで手が回らないという場合、誰かに作ってもらうのは全然わるいことではありません。ただし、その場合にはできるだけ早めに希望を伝えましょう。
実際、何か手伝ってあげたいというお母さんや、おめでとうの気持ちを込めて贈りたいというお友達からのプレゼントを当日に利用することも多く喜ばれていますが、サプライズのプレゼントでいただいたと2つ以上ピローがあって困ってしまったというカップルも。
最近は色を統一したり、特定のアイテムをウエディング全体の装飾に用いるなどテーマ・ウエディングが主流ですから、もしプレゼントしようと考えているならサプライズではなく、是非「どんなデザインがいいか」事前にカップルの希望を聞いてあげましょう。
音大卒業後、専門式場などの婚礼施設勤務を経て2005年にフリーに転向。女性誌やテレビ出演などでも注目される。ウエディングプロデュースでは、オーソドックス…