結婚指輪に関する挙式演出
これまで、結婚指輪は神父や牧師から受け取ったあと、新郎新婦で交換をしたら終了でしたが、最近は結婚指輪時代にスポットをあてる演出が増えてきていることをご存知ですか?ここでは結婚指輪に関する演出をご紹介します。(2016.08.25公開)
これまで、結婚指輪は神父や牧師から受け取ったあと、新郎新婦で交換をしたら終了でしたが、最近は結婚指輪時代にスポットをあてる演出が増えてきていることをご存知ですか?ここでは結婚指輪に関する演出をご紹介します。(2016.08.25公開)
挙式中に新郎新婦が交換する結婚指輪。多くのカップルに人気のキリスト挙式の場合、神父や牧師から指輪を受け取った後に指輪交換を行ったら指輪の出番は終了ですが、最近は挙式中の「演出」として結婚指輪にスポットライトをあてるカップルも増えてきています。そこで今回は、結婚指輪に関する演出について紹介します。
女の子又は男の子が、リングピローに乗せた新郎新婦の結婚指輪を持ってバージンロードを歩き、祭壇の前で待つ神父又は牧師の元へと運び届けるという演出です。多くの場合は最初に登場し、新郎新婦を先導するような形で歩いていきます。
おしゃれに着飾った小さな子どもが歩く姿はとても可愛らしく、その姿を見た参列者達の表情も自然と和らぎます。その小さな手に持つ指輪にも自然と注目が集まり、結婚指輪をお披露目するいい機会にもなります。
リングガール・リングボーイを務めるのは、多くの場合が新郎新婦の姪や甥。結婚指輪にスポットライトが当たるだけでなく、家族間の絆が深まるという点でも人気の演出となっています。
■リング“ドッグ”を行うカップルも
新郎新婦のうちどちらか一人又はふたりでペットとして犬を飼っている場合、リングドッグとして愛犬に結婚指輪を運んでもらうという場合もあります。リングの運び方は様々で、かごのリングピローを咥えて運んだり、洋服の背中部分にリングピローを固定して運んだりします。動物なのでハプニングが起こる場合もありますが、ハプニングもまた良い思い出の一つとなるでしょう。
挙式に列席しているゲストから新郎新婦の元へとリレー形式で結婚指輪を届ける演出がリングリレーです。新郎側、新婦側の席それぞれで準備した1本の長いリボンの中に指輪を通し、ゲストの手から手へと指輪をつないでいきます。
ふたりの大切なゲストの手によって、バージンロードの上を運ばれてきた2つの指輪。それぞれの指輪を新郎新婦の手元に届けるアンカーは、多くの場合がふたりの親。運ばれてきたリングをリボンから取り出し、リングピローの上へ置いたらリングリレーの終了です。
ふたりが夫婦である証となるのが結婚指輪。薬指にはめる前に大切なゲストに触れてもらい、「祝福」や「承認」の想いを込めてもらうことによって、その指輪は夫婦にとってより特別なものとなります。また、ゲストはふたりの大切な指輪に直接触れる事で、よりふたりを応援する気持ちも高まります。リングリレーは夫婦とゲストの絆が深まり、会場が一体感に包まれる演出となります。
結婚指輪と婚約指輪を使用するのがカバーセレモニー。結婚指輪の交換を終えた後、「ふたりの永遠の愛と絆に蓋(カバー)をする」という想いを込めて、新郎が新婦の結婚指輪の上に婚約指輪をはめます。
カバーセレモニーを演出として取り入れる場合に大切なのが、ゲストにもしっかりその意味を理解していただくこと。婚約指輪をはめる前に、牧師または神父からカバーセレモニーの意味をアナウンスしてもらう手順で進めるのがおすすめです。
カバーセレモニーは、挙式以外に披露宴や二次会でも取り入れることのできる演出。ふたりの希望や式のプログラムに合わせて、セレモニーを行うタイミングを自由に設定することができるので、取り入れやすい演出の一つです。
派手さや華やかさには少し欠けますが、ふたりの永遠の愛をカタチとして表現することができる、とてもロマンティックな演出がカバーセレモニー。結婚式という神聖な場で、ふたりの愛を改めて確認するプログラムとして人気の演出となっています。
結婚指輪を使用する3つの演出を紹介しましたが、いずれも結婚指輪に対する思い入れが深まるものばかり。シンプルな指輪交換ももちろん素敵ですが、何かひとつプログラムを追加して、印象に残る指輪交換のシーンを演出してみてはいかがでしょうか。