先輩夫婦に聞いてみた!結婚指輪・ふたりのこだわりポイント
結婚指輪、皆さんはどうやって選びますか?大切な相手との生涯の約束を意味する重要なシンボルであり、同時に一生どんなときも肌身離さず身に着けるデイリーなアイテムでもあり、夫婦お互いの好みの問題もあって、なかなか選択基準が難しいところ。先輩カップルたちはこの大イベントをどうやって乗り越えてきたのでしょうか?男女4人の経験者にインタビューしてみました!
結婚指輪、皆さんはどうやって選びますか?
大切な相手との生涯の約束を意味する重要なシンボルであり、同時に一生どんなときも肌身離さず身に着けるデイリーなアイテムでもあり、夫婦お互いの好みの問題もあって、なかなか選択基準が難しいところ。
時にはこのリング選びが喧嘩の火種になってしまうことも…。
先輩カップルたちはこの大イベントをどうやって乗り越えてきたのでしょうか?
男女4人の経験者にインタビューしてみました!
目次
Aさん:30代男性。
Bさん:20代女性。
Cさん:30代女性。
Dさん:20代女性。
「妻と一緒に買いに行きましたが、妻も私もデザインや予算などのイメージが同じ意見だったので、どちらが決めたというよりもそれほど悩むことなくふたりで相談して決めたという感じです。
いろんなお店を見て回りましたが、たくさん見ているうちにだんだんどれが一番よかったかわからなくなってくるので、気に入った指輪はスマホで写真を撮っておくなどして比較検討しました。
迷った時に記憶だけに頼るよりも便利でおすすめです。」
「旦那さんとふたりで行って、最終的にはいっしょに購入を決めましたが、妻である私のほうが結構好みのデザインが具体的に決まっていたので、私が中心になって選び、「これ!」とピンと来たリングがあれば、旦那さんに「どう思う?」と意見を求めて、ふたりで検討するという形でリング選びをしました。
なので結果的には私の意向のほうが強かったのかなと思います。」
「結婚指輪を買うかどうかという点については、ふたりとも結婚をするなら結婚指輪を買うもの、と「当然買うもの」と思っていたと思います。
買うか買わないかという話をした覚えもないし、ごく自然にリングを購入しました。
…と私は思っているのですが、主人のほうがどう思っていたのか、今度改めて聞いてみたいと思います。」
「主人はもともと指輪にあまり興味がないタイプだったので、どんなブランドやデザインがあるか、どこの店舗に見に行くかなどの下調べは主に妻である私が中心になってセレクトしました。
私がブランドを決めて、ふたりでいっしょにお店に見に行き、いくつか候補を出したうえで、最終的にはふたりともが気に入ったものを選びました。」
さあ結婚指輪を買おう!となった時、ポイントになるのは「どのブランドで買う?」「どんなデザインにする?」そして「いくらくらいのものにする?」といった視点。
どこに比重を置くかも夫婦によって異なって来ますが、よりこだわりのあるほうが主軸になりつつも、「ブランド選び・店舗選びは女性が」「デザインの第一審査は女性が」といった形で絞り込みつつ、最終的にはふたりでいっしょに決めたというケースが多かったよう。
男性も毎日使うものなので、意見を擦り合わせて購入するのが賢明と言えるでしょう。
「僕たち夫婦の場合は、籍を入れてすぐに子供ができ、その後ひと段落してから結婚式を挙げるためにリングを購入することになったので、生活が始まってからの指輪購入でした。
子育てに何かとお金がかかることもあり、なるべく費用をかけないように相談して決めました。
店を何軒か回りながら、デザインと価格をポイントに選びましたね。」
「私はブランドには特にこだわりがなかったので、デザイン最優先で選びました。
予算についてもさすがに「気に入ったものがあればいくらでも」というわけには行きませんが、一生ものなので、どちらかというと金額よりもデザインが好きかどうかにこだわりました。
最終的には、表面があまり他にはない特殊な加工を施されたものに出会い、一目で気に入ってそのリングに決定しました。」
「結婚を決めた当初は結婚指輪にどんなブランドがあるかもよく知らなかったので、とりあえず結婚式場の提携先で割引があるリングショップに足を運びました。
するとその店で接客してくれた女性がとても可愛くて丁寧だったこともあり、またメレ打ちとくびれのあるリングのデザインが気に入って決定しました。
年に1回は無料メンテナンスをしてくれるという永久サービスも魅力でした。
毎年、可愛い店員さんに会えるイベントを楽しみにしています。」
「最重要視したのはブランドです。ふたりとも出身地が同じなので、できれば地元にゆかりがあるブランドがいいなと思っていました。
とはいえ、もし気に入ったデザインがなかったり、予算が合わなかったりしたら、他のブランドも検討しようと思っていましたが、その店で気に入ったものに出会えたので、迷わずそのブランドで決めることができました。満足しています。」
皆さんそれぞれこだわりポイントが違うというちょっと意外な結果に!
子供ありきで生活がスタートしたAさんカップルは予算を重視しつつデザインで選別。
何よりデザイン最優先で個性的な指輪と巡り合ったBさん、当初はこだわりがなく、「割引券があった」という理由で(ある意味予算重視?)最初に訪れた店で、スタッフの対応やメンテナンスサービスなどホスピタリティ面が決め手になったというCさん、そして「地元にゆかりのあるブランド」にこだわったというDさん。
これから購入する皆さんも、お互いの価値観を照らし合わせるところからリング選びをスタートするのが得策と言えそうです。
「あらかじめふたりで「このくらいの金額で見つかればいいな」という予算は決めていましたが、実際にはいろいろ見ているうちに気に入ったものと出会い、最初のイメージよりも少し予算オーバーしてしまいました。
と言っても、一生ものの買い物なので、多少オーバーしても気に入ったものを購入しようと決めていたので、今でも満足しています。」
「きっちり予算を考えていたというよりも、ざっくりなんとなく「このくらいの金額までならいいかな」と思って選びに行きました。
実際には「できればこのくらいがいいな」と思っていた予算よりはややオーバーしてしまいましたが、自分たちなりに上限と思える金額の範囲内で購入することはできました。
気に入ったけれど予算オーバーだから買えない、という展開は避けたいと思っていたので、通常の感覚よりは多めに見積もっていました。」
「相場がどのくらいかよく知らないまま、また自分たちの側にも「予算はこのくらい」という目安もないままにお店に行ってしまいました。
購入を決めた時、実は主人に貯金がなかったのですが、どのみちこれから家計がいっしょになるのだし、主人に「あとで半額ちょうだい」と言ってその場では私が支払うことにしました。店員さんに相談したところ、「大事なのはおふたりがご納得されているかどうかですよ」と言っていただけて安心しました。」
「もともと婚約指輪の購入を予定していなかったので、そのぶん結婚指輪は多少余裕を見て多めに予算を組んでいました。
なので結果的には「このくらいかけてもいいかな」と思っていた金額よりも安く、気に入ったリングに出会うことができました。
お金を気にしながらケチケチ選ぶ必要もなかったし、この選択に大満足しています。」
やや予算オーバーしてしまったけれど想定内、というAさんとBさん、そもそも予算を決めていなかったCさん、そして予算より安くまとまったDさんと結果はそれぞれ。婚約指輪と違い、大きなダイヤモンドなどを使う人は少ないせいか、それほど予算とぶれずに選ぶことができたようです。
とは言えブランドによっても素材によっても価格帯が変わるので、見極めは難しいところ。素材やブランドなどが概ね決まっているなら、ある程度相場を知ってから行くと、安物がいの銭失いになったり、分不相応な買い物をして他の結婚準備にしわ寄せが来たりすることを避けられそう。
「オプションをつけたいというこだわりはありませんでしたが、結婚指輪なので最低限イニシャルくらいは入れたほうがいいのかなと思い、内側にお互いのイニシャルを彫りました。
普段あまりリングを外してイニシャルを見る機会はありませんが、ファッションのペアリングとは違う特別なものなんだという気持ちが高まりましたね。」
「お互いの名前とともに、入籍した日ではなく、より印象に残っている結婚式の日にちを刻印しました。
私の指がかなり細いので、小さな文字になってしまって、あとで読もうと思っても残念ながら読めませんが(笑)。また私の指輪にはダイヤモンドを内側と外側に合わせて5つ入れました。
上品にキラキラ輝いてとても綺麗です。
入れてよかった!と思っています。」
「内側の刻印は無料オプションだったので、お互いのイニシャルと結婚記念日を刻印しました。
またリング自体には関係ないのですが、素敵なリングを購入するサポートをしてくれた店員さんに、「一緒に記念写真を撮ってもらえませんか?」とお願いしました。
結婚式当日、その店員さんから手書きのメッセージカードが届き、心のこもったサービスでとても嬉しかったです。」
「シンプルですが、内側にふたりのイニシャルを刻印するとともに、ブルーのダイヤモンドを入れてもらいました。
リングの内側にカラーストーンなどを入れるというスタイルは今回結婚指輪を購入するまで知らなかったのですが、たまにリングを外すと未だに、その刻印とダイヤを見てニヤニヤしています。
密かな楽しみとしておすすめです。」
今回取材した4名は皆さんお互いのイニシャルか名前を入れたという結果に。
またBさんは結婚式の日にちを、Cさんは入籍日を刻印。今年結婚何年目だっけ?ということも、結婚生活が長くなると次第に記憶が曖昧になって来がちなので、挙式日でも入籍日でも、ふたりにとって思い出になる日付を入れておく以外とのちのち便利かもしれません!また裏石を入れるオプションサービスを利用した人も。
石は人の身を守る力があるので、裏石のパワーに期待を。誕生石や、花言葉ならぬ石言葉から選ぶ手もあります。ちなみにDさんの選んだブルーダイヤモンドの石言葉は「永遠・幸せ」だそう。
先輩4人の話を聞いて「そんな選び方があったのか」と驚く人もいたのではないでしょうか?
ネットやブライダル雑誌を見ると、「このくらいの予算が一般的」「こんな手の人にはこんなデザインが手元を美しく見せる」など、さまざまな情報が出てきますが、それらはあくまで迷ったときの選び方の例。全てのチェック項目を検証する必要はありません。
むしろ大事なのは「自分たちが何を一番重視しているか」。
一般的なデザインや金額を頭に入れておくのはいいけれど、それに囚われることなく、自分たちの優先順位をしっかり整理しておくことがハッピーなリング選びのコツです。
また先輩カップルの皆さんの共通する勝因のひとつに「決めすぎない」ことが挙げられるでしょう。
予算もブランドもデザインも「なんとなくこんな感じ」「それでダメなら他で考えよう」と、あまり絞り込みすぎず、柔軟な姿勢でリング選びをしていたおかげで、結果的に「欲しいものが見つからない」といった状態に陥ることもなく、納得できるアイテムに巡り会えたのです。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても指輪を見るたびに、ふたりがお互いを尊重しつつ自分たちらしい1本を見つけたこの日のことを思い出して心ときめくような、素敵なリング選びをしたいですね!