本当に結婚指輪をお風呂でつけても大丈夫？安心のおすすめ素材3つ

お風呂に入れても安心な結婚指輪の素材とは

結婚指輪の素材として人気なのは、ダントツでプラチナです。その次にはゴールドの結婚指輪がランクイン。デザイン性を重視する人は、ベースはプラチナにしつつ、ゴールドのラインを入れて鮮やかな色合いのコンビネーションを描いた結婚指輪を選ぶケースも多いです。そこで、素材の特徴と注意点をプラチナとゴールド、さらに最近注目を集めているチタンの順番でご説明します。

【1】プラチナ

そもそもプラチナが結婚指輪の素材として一番人気があるのは、変形したり変色したりするリスクが少ないからです。ゼクシィ結婚トレンド調査 2016によれば、結婚指輪の素材にプラチナを選んだ割合は夫が82％、妻は78％と、いずれも約8割がプラチナを選んでいます。プラチナは日常使いしても「永遠に純白の輝きを放つ」と言われていて、それだけ信頼できる素材なのです。

実際に、熱にも酸にも強いので、お風呂で身につけていても全く問題ありません。熱いお湯に入れても、ハンドソープやボディソープを使っても大丈夫です。女性は化粧品を手につけるシーンが多いですが、ファンデーションや乳液などのメイク用品がついても影響ありませんし、台所で漂白剤などを使ったりカラーリング剤を触ったりしても安心です。

ただし、プラチナは加工しやすい素材でもあります。そのため彫りを入れたり模様をつけたりと指輪で装飾をつけやすいというメリットもあるのですが、強い負荷がかかるとゆがんでしまうリスクがあるのです。強い力がゆっくりかかると、ラインが曲がってしまう可能性があります。

そのため、結婚指輪のプラチナには他の金属を混ぜているケースがほとんど。純度100％であればPT1000と表記されますが、100%のものはほぼ存在しません。多いのはPT950やPT900ですが、PT950は95％が純プラチナ、PT900は90％が純プラチナです。これは単純に高価なプラチナを減らしてリーズナブルにしているのではなく、強度を保つために配合されているのです。

結論としては、プラチナの結婚指輪であれば指につけたままお風呂に入って大丈夫です。ただ、筋トレや力仕事などで手に力が入る時や、家事で硬い素材を扱う時などは変形したり傷ついたりするリスクがあるので外しましょう。

【2】ゴールド

ゴールドは熱に強い素材ですが、プラチナと同じくしなやかな素材です。強度を保つために結婚指輪には銀や銅などの素材を入れているケースが多く、その場合は酸やアルカリなどの成分に触れると色が変わってしまうことがあります。純度100%のゴールドはK24と表記されていますが、多いのはK18で、これは純度が75%。全体の4分の1がゴールド以外の素材です。

ただし、変色とはいってもさび付くような黒い変色ではなく、イエローゴールド（YG）の場合は黄色味が、ピンクゴールド（PG）の場合は赤味が強くなるような変化があります。変色を避けるために、酸やアルカリが強い漂白剤やカラーリング剤を扱う時は指輪を外すか手袋をして、結婚指輪をしっかりガードしましょう。

万一変色してしまった場合は、ジュエリークロスでそっと磨きましょう。それでも落ちなければ、購入したブランドに相談してメンテナンスを受けてください。研磨をすれば表面の変色した部分が取れ、新品のような輝きを取り戻せます。

通常のお風呂であれば結婚指輪を指につけたまま入って問題ありません。ただし、温泉は硫黄などが入っているケースがあるので要注意！匂いや香りの強い温泉に入る時は指輪を外しましょう。また、プラチナと同じく力仕事をする時や硬いものを扱う時は外すのがおすすめです。

【3】チタン

チタンは最近人気を高めている素材で、それは金属アレルギーの方でも身につけられる人体にやさしい素材だから。さらに、汗にも強く強度も高い丈夫さも魅力です。ただし、硬いため加工には向いていない素材で、細かい装飾を施した結婚指輪を探している方には不向き。とはいえ、結婚指輪はシンプルなデザインが好まれるので、すっきりとしたデザインの結婚指輪を探している方であれば問題ありません。

さらに、リーズナブルな価格帯も人気の理由。強い力が加わっても変形するリスクがなく、温泉に入っても変色しません。もちろん日常生活であればほとんど支障なく、お風呂にもつけたまま入れますし、家事で力仕事をしたり水仕事をしても大丈夫。とにかく気兼ねなく毎日身につけたいと考えている方におすすめです。そして、プラチナと似た色合いに加工されているので、プラチナよりも強い素材を安価に手に入れたい時にぴったりの素材だと言えます。

日常使いしやすい「お風呂に入れても大丈夫な結婚指輪」を選んで、きれいな結婚指輪を気持ちよく身につけましょう。