仲の良い友人に結婚指輪を盗まれた
結婚指輪は2人にの愛の象徴とも言えるとても大切なモノですよね。
どのようなタイプのものであれ、結婚指輪はそれほど安価なものではありませんよね。また、二人で選んだ結婚指輪には格別な思い入れもあるものです。それなのに「結婚指輪を友人に盗まれる」なんてことが起きたら……。にわかには信じたくもありませんし、友達との今後のお付き合いのことも考えなければなりません。いったい、どういう対応をすればよいのでしょうか?
新婚の時には友人を新居に招きたくなるものです。特に仲の良い友人であれば真っ先に招待して、結婚式のアレコレや新婚旅行の様子など、いろいろな話をしたいですよね。例えば、結婚式で久しぶりに会った友達のことや、共通の知り合いの近況、昔話などに花が咲き、アッという間に時間は過ぎていきます。楽しい時間ほど短く感じるとはよく言ったものです。
そんな楽しいイベントですが、友人が帰り、後片付けをしていたら、結婚指輪がなくなっていることに気が付きました。お茶を用意するとき、洗いものをしようとして外し、キッチンに置いておいたはずなのに……。「どこかに落としてしまったかも?」と真っ青になりながら、キッチン、リビング、トイレ、玄関、寝室など家中を探しましたが、見つかりません。
そこで友人に連絡し、指輪を見なかったか尋ねたら、しどろもどろで様子がおかしいのです。「まさか」と思い、ケンカにならないようにやんわりと問い詰めたら、彼女が持って行ったことが判明。ショックのあまり言葉が出ません。仲の良い友人なだけに、この先どう付き合っていけばいいのか悩んでいるという内容です。
泥棒に入られて盗まれた、というケースなら、純粋に金銭的な問題です。保険をかけておけば補償がありますが、かけてないときはあきらめるほかありません。友人となると大事なのは彼女の心の問題です。まずはなぜ指輪を盗んだのかをはっきりさせましょう。
幸せそうな友達に対する嫉妬心でつい盗んでしまったのか、家計が苦しくて現金に換えようとして思わず盗んでしまったのか、彼女なりの理由があるはずです。もし、そのときの出来心でつい盗んでしまったというのであれば、「絶交」はいったん置いておきましょう。もしかしたら、結婚の幸せを自慢げに話していたことが鼻についてしまったのかもしれません。だからといって他人のものを盗んでいいということにはなりませんが、その一因を作ったのは自分の態度だったかもしれないからです。
出来心で盗んだとしても、大切な結婚指輪ですから、すぐには許せないと思います。気持ちが落ち着くまでは、距離を置いた方がいいでしょう。また、彼女に盗癖があったとしたら、今更言うまでもありません。今後のお付き合いは考え直すべきです。「今後もこんなことがあるのでは?」と疑心暗鬼で付き合っていくより、きっぱりと縁を切った方がお互いのためです。
それでも、今までの付き合いを信じていきたい、というのであれば、「大切なものは彼女に見せない」「部屋に一人きりにしない」といった配慮をするとよいでしょう。